このページは一般的な情報提供を目的としています。服薬の中断・変更は自己判断せず、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
「服薬アドヒアランス」とは、患者が治療方針を理解し、納得したうえで自分の意思で服薬を継続することを指す言葉です。以前は医師の指示に「従う」という意味の「コンプライアンス」という言葉が使われていましたが、近年は患者自身が主体的に治療に関わるという考え方から、アドヒアランスという表現が使われるようになっています。
飲み忘れが起きやすい理由
服薬の継続が難しくなる理由はさまざまです。「症状が落ち着いてきて必要性を感じなくなった」「副作用が気になる」「生活リズムが不規則で飲むタイミングを逃す」「薬の種類や回数が多くて管理しきれない」など、単なる不注意だけが原因とは限りません。
自己判断での中断のリスク
気分安定薬や向精神薬の中には、症状が安定してきたように感じても、自己判断で急に中断すると、離脱症状が出たり、症状が再燃したりする可能性があるとされているものがあります。薬をやめたい、変更したいと感じたときは、自己判断せず、まず医師に相談することが大切です。
服薬を継続するための工夫
- 服薬のタイミングを生活習慣に紐づける――「歯磨きの後」「朝食の後」など、すでに習慣化している行動とセットにすると忘れにくくなります。
- 薬を目につく場所に置く――カバンの中や引き出しの奥ではなく、生活動線上の見える場所に置くと思い出しやすくなります。
- お薬カレンダーやピルケースを使う――1週間分をあらかじめ分けておくと、飲んだかどうかが一目で分かります。
- 服薬記録をつける――チェックをつける形式で記録すると、飲み忘れのパターン(曜日や時間帯の傾向)に気づきやすくなります。
記録することで見えてくること
服薬記録を続けていると、「平日は忘れないが休日は飲み忘れが多い」「就寝前の薬だけ抜けやすい」といった自分の傾向が見えてくることがあります。こうした傾向が分かれば、対策も立てやすくなりますし、通院時に医師へ実際の服薬状況を正確に伝えることもできます。
「なぎろぐ」では、朝・昼・晩・就寝前の時間帯ごとに薬を登録し、毎日チェックするだけで服薬率を自動集計できます。詳しくは「なぎろぐの使い方」をご覧ください。