「雨が降る前になると頭が痛い」「気圧が下がる日は気分も沈みがち」――このように、天候の変化と体調・気分の変化を結びつけて語られることがあります。こうした状態は俗に「気象病」「天気痛」と呼ばれることがあります。
気象病・天気痛とは
気象病とは、気圧・気温・湿度などの変化によって、頭痛・めまい・関節痛・倦怠感・気分の落ち込みといった症状が引き起こされる、あるいは悪化すると言われている状態の総称です。特に気圧の変化に伴う痛みは「天気痛」とも呼ばれます。まだ研究段階の部分も多いテーマですが、体調管理の実感として気にしている方は少なくありません。
なぜ気圧が体調に影響すると言われるのか
気圧の変化が自律神経のバランスに影響を与える可能性があるという考え方が知られています。気圧センサーとしての役割を持つとされる内耳が気圧の変化を感知し、自律神経(交感神経・副交感神経)の切り替えに影響することで、痛みや倦怠感、気分の変化につながるのではないかという説が紹介されることがあります。ただし、個人差が大きく、すべての人に当てはまるものではありません。
気分の波と天候を記録して見えてくること
気圧や気温の変化に自分の気分がどの程度影響を受けやすいかは、実際に記録してみないと分からないことが多いものです。「気圧が急に下がった日の前後で気分が落ちやすい」といった自分なりの傾向が分かれば、あらかじめ予定を調整したり、早めに休養を取ったりといった対策を立てやすくなります。
「なぎろぐ」では、気分の記録とあわせてその日の気温・気圧(Open-Meteo APIによる12時時点のデータ)も記録でき、グラフで重ねて表示することで関連を振り返ることができます。
気になる場合は無理せず相談を
天候による不調が強く、日常生活に支障が出るほどの場合は、自己判断で様子を見続けるのではなく、医療機関に相談することも選択肢のひとつです。気分の落ち込みが天候だけでなく他の要因も重なっている可能性もあるため、記録を持参して相談すると状況を伝えやすくなります。